７月上旬の関東は梅雨真っ只中、その関東を脱出して目指したのは奄美大島。ちょうど梅雨明けの時期で台風の心配も少ないのでツアーにはベストです。
そして今回は世界的にも注目されている皆既日食直前、しかもこの奄美諸島付近がこの世紀の天体イベントの見られる地点ということです。

我々が奄美を訪れた時期は、まだ日食まで１週間以上あったので日食フィーバーはさほど感じられませんでしたが、それでもバックパーカー風の外国人もうろついていたりしたのには驚きました。
ともあれ期待通り梅雨も明け、夏の日差しがさして奄美ツアーが始まったのでした。

奄美南部でのダイビング

初日は羽田から奄美への直行便で昼前に到着。空港から今回宿泊する奄美南部のホテルまではバスで2時間はかかるので、途中お弁当休憩をいれてホテルに着いたのは14時頃でした。
さっそく器材を準備して奄美での１本目に向けてボートが出港したのは15時頃、梅雨の明けた奄美の空はまだまだ強烈な日差しです。

初日は久々ダイビングの方もいたので浅めのポイント(嘉鉄オアシス)へ。ブランク組とレギュラー組に分かれて潜りましたが、砂地に所々サンゴの根があるという私好みのポイントでゆっくりと潜ります。

聞くところによると最近まで透明度が良くなくて、やっと回復してきたとのこと。確かに透明度10ｍくらいでやや見通しは悪かったですが根についている小魚はいっぱいで、とりあえず初日のダイビングも無事終了しました。

どんどん回復してる！

翌日からはいよいよ本番ダイビングスタートです。実を言うと私は奄美で潜るのは初めてなので、私自身がどんな海か興味津々！
今回はボートは我々のグループだけなので、なるべくノンビリ潜れるところをリクエスト。だから波があったり流れの早そうなポイントは避けてくれたので、途中ウネリでボートが揺れることはあっても、潜水ポイントは静かなところで安心して潜ることが出来ました。

そして心配された透明度も日を追うごとに良くなっていきます！潜るたびに海の状態がどんどん良くなっていくのを実感できるので、期待もどんどん膨らんでくるという楽しいダイビングになりました。
今回がフィッシュアイデビューのMotoさんにとっても、この明るい海は絶好のコンディション。広がる砂地やサンゴを取り入れて試行錯誤していましたが、このページにもそのときの写真使わせてもらいました、ありがとうございます。

そしてTsugumiさんは貝に興味があるのでしょうか？スイジ(水字)ガイ、サソリガイ、ウコンハネガイなど見られてご満悦(？)の様子。そういえば隠れていたタコも発見して、いろいろとさがしまっくっているみたいです。
ここは透明度が良いので、皆さん安心して自分の好きな生き物をさがしたり、写真を撮ったりと楽しんでいるようです。

そして私の印象に残ったのは、やはり砂地の生き物たちや小魚たちがビッシリとついている根ですかね。
残念ながらMotoさんしか一緒に潜っていませんでしたが、最終ダイブで潜った嘉鉄オアシスは凄かったです。初回で潜ったときよりも根には更に魚が増え、ウミガメも次々と出没してフィナーレを飾ってくれました。

アフターダイブものんびり充実です

今回泊まったホテルは集落からも離れていて周囲にはキャンプサイトがあるだけ。
ダイビング後は庭先にあるちょっとした東屋のベンチに座って海を見下ろしながらゆっくりと酒を飲めば、もう快適そのもの。このベンチはツアー期間中、私とMotoさんご夫妻の定位置となってしまいました。

そしてもう一つのお楽しみは海を見ながら入れる五右衛門風呂(左下の写真)、そして美味しい食事です。
今回はHisamiさん・Misakoさんたちからたくさんの差し入れもいただき、ツアー終了後は体重計に乗るのが怖くなってしまった方も多かったのではないでしょうか。

最終日はシーカヤックを楽しみました

楽しかった奄美でのダイビングも無事終わり、帰りの羽田直行便は夜の出発なので最終日は時間がたっぷり。
そして奄美といえば海も素晴らしいですが、熱帯雨林や奄美特有の自然や生き物たちも魅力いっぱいです。
そこで仕事の都合で一日早く帰ったRieさんたち、そして13日に帰るMotoさん夫妻はシーカヤックを楽しむことになり、ついでに私もご一緒させてもらうことにしました。

シーカヤックに乗るのは島の中でもマングローブが茂る地域で、その中を流れる川にカヤックを浮かべて習ったとおりにパドルを使ってゆっくりと進みます。
進む時に聞こえてくるのは水の音だけ。鳥のさえずりなんかも聞きながら水面を行くのはなかなか楽しいものです。
こうして奄美の自然も楽しみ、ひと足早い夏休みとなった今回の奄美ツアーは、天候にも恵まれて楽しいツアーとなったと思います。

そして蛇足ながら今回参加された方の情報によると、この後の皆既日食の時に○りピーが滞在していたホテルは今回我々が泊まっていた所だったみたいとのこと。あの環境で世間の視線から開放された気分になって、ついつい手を出してしまったのでしょうか？